介護うつのサインと予防法|家族ができること・頼れる相談先

介護うつのイラスト 在宅介護の工夫

介護をしていると、「最近、なんだか気持ちが沈みがちだな」と感じることはありませんか。今回は、介護をしている方が「介護うつ」にならないために、家族としてできることについてお話しします。

介護うつとは

介護うつとは、介護を続ける中で心が疲れてしまい、気分が落ち込んだり、何もやる気が出なくなったりする状態のことです。

介護鬱のイラスト

うつ病とまったく同じというわけではありませんが、放っておくと本当のうつ病につながってしまうこともあります。介護をしている本人は、「自分が頑張らなければ」という気持ちが強く、なかなか自分の心の変化に自分でも気づけないんです。そして、もっと伝えてもらえたら良いのですが、こういう時こそ黙って抱え込んでしまう方が多いものです。

こんな様子が見られたら注意

介護うつのサインは、本人よりも、まわりにいる家族の方が気づきやすいことがあります。次のような様子が見られたら、少し注意してみてください。

不眠のイラスト
  • 以前より口数が少なくなった
  • 笑うことが減った
  • 「もう疲れた」「自分には無理」という言葉が増えた
  • 眠れていない様子がある
  • 食事の量が減った、または増えた
  • 趣味や好きなことへの興味がなくなった

仕事で関わったご家族様も、お嫁さんがお義父さまの介護をしていたとき、「最近お母さん元気ないな・・・。」と娘さんが気づいたことがありました。本人は「そんなことないよ。」と言っていましたが、実はかなり無理をしていたようです。

家族にできること、3つのポイント

1. 「頑張っているね」を言葉にする

介護をしている人は、毎日の生活の中で、感謝の言葉をかけられる機会が意外と少ないものです。「いつもありがとう」「よくやっているね」という言葉は、当たり前のことのように思えても、実際に口にすると、相手の気持ちを軽くしてくれます。

特別なことを言う必要はありません。「今日もお疲れさま。」のひとことで十分です。分かってもらえている、認めてもらえている、というのは思った以上に癒されるものです。当たり前にならない、感謝をする事を周りも忘れないであげてください。

2. 一人の時間を作ってあげる

介護をしていると、自分のための時間がどんどん減っていきます。買い物にゆっくり行く時間や、友達とお茶をする時間さえ取れない、という方も少なくありません。

一人の時間を作ってほしいというイラスト

短い時間でもかまいません。「この時間は私が見ているから、出かけてきていいよ。」と声をかけるだけで、介護をしている人にとっては用事がなくても、自由な時間がとても大きな息抜きになります。

3. 一人で抱え込ませない

「自分が頑張らなければ、家族に迷惑がかかる。」と思い込んでしまうと、誰にも相談できずに一人で抱え込んでしまいます。

ケアマネジャーや地域包括支援センターなど、相談できる窓口があることを、家族からも伝えてあげてください。「私から聞いてみようか」と、代わりに動いてあげることも、大きな助けになります。

介護サービスを「頼ること」も大切

「まだ自分でできるから」「人に頼むのは申し訳ない」という気持ちから、介護サービスの利用を控えてしまう方もいます。

介護サービスを頼りましょう!のイラスト

しかし、デイサービスやショートステイなどのサービスは、介護をしている本人が休むためにも用意されているものです。サービスを利用することは、決して「手抜き」ではありません。むしろ、介護を長く続けていくために必要な「休息」だと考えてみてください。介護サービスを利用する事は、ご本人にとっても、良い刺激となります。

まとめ

介護うつは、誰にでも起こりうるものです。介護をしている本人が気づきにくい分、まわりにいる家族が「最近どうかな」と気にかけてあげることが、何より大切になります。

ありがとう文字のイラスト

「ありがとう」のひとこと、少しの息抜きの時間、そして相談できる場所があることを伝えること。どれも難しいことではありませんが、介護をしている人の心を少し軽くしてくれます。

無理をしすぎず、まわりで支え合いながら、介護を続けていけたらいいですね。

では、皆さまの明日がすんばらしい1日でありますように!!!今日もありがとうございました♬

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